二月は逃げるか

 本日から二月となりです。こちらはすでに二月にはいっていたのです

が、時差9時間のロンドンでは、当方が起き出してから日付がかわり、

それにあわせてEUから英国の離脱が始まりました。

 その昔でありましたら、このような時差のある話題は、新聞夕刊で取り

上げられたのでありますが、当方のところに配達される夕刊3版には、

その関連記事がありません。まったく新聞夕刊というのは、いまやお荷物

となっているのでしょうか。ほんと昔の新聞を知るものにはさびしいこと

であります。

 本日の新聞話題といいますと、本日に「読売文学賞」が発表となった

ことでしょうか。これを購読している知人が、今年の受賞は、以下のもの

であるよと連絡をくれました。

 めったにないこと、当方はこのうち三作を手にしているのでした。

(ちゃんと読んだといえないのではありますが、いずれも面白かった。)

 

 【小説】島田雅彦「君が異端だった頃」(集英社)  

君が異端だった頃

君が異端だった頃

 

 これは図書館から借りて、最近まで読んでいたものでした。この作品への

評価をみてみたいと思いましたです。 

 

 【戯曲・シナリオ】松尾スズキ「命、ギガ長ス」(白水社

命、ギガ長ス

命、ギガ長ス

  • 作者:松尾 スズキ
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2019/07/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 松尾スズキさんの芝居は見る機会がありません。役者としての松尾さんは

大変好きであります。

 

 【随筆・紀行】津野海太郎「最後の読書」(新潮社)

最後の読書

最後の読書

  • 作者:津野 海太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/11/30
  • メディア: 単行本
 

 これも図書館から借りて読みました。基本的には津野海太郎さんの本は

でたら買うことにしていましたが、このような軽いエッセイは借りて読むこと

に路線変更です。

 

 【評論・伝記】礒崎純一「龍彦親王航海記 渋沢龍彦伝」(白水社) 

龍彦親王航海記:澁澤龍彦伝

龍彦親王航海記:澁澤龍彦伝

 

 またまたこれも図書館から借りて読むことができました。

 これの受賞には、両手をあげて賛成であります。

 

 【詩歌俳句】川野里子・歌集「歓待」(砂子屋書房

歓待―川野里子歌集 (かりん叢書)

歓待―川野里子歌集 (かりん叢書)

 

 

 【研究・翻訳】千葉文夫「ミシェル・レリスの肖像」(みすず書房) 

ミシェル・レリスの肖像

ミシェル・レリスの肖像

 

  これについては、まったく何も知らないことであります。

 

 結局のところ、図書館から借りた本のおかげでずいぶんと良い読書が

できていることでありがたいことです。今年もそうありたいものですが、

昨月、何読んだでありますね。