あ・じゃ・ぱん 5

 「あ・じゃ・ぱん」が、最初に単行本となったのは、新潮社でありましたが、
なぜか刊行後4年半して、角川書店より新装版・合本ででることになりました。 
この作品は、新潮版も角川版もともにあとがきがついておりませんので、なぜに
版元がかわったのかはわかりません。きっとそれなりに事情があってのことなの
でしょう。(一番可能性が高いのは、担当した編集者が角川に転職して、それに
ともなって動いたということでしょうか。)
 このようなことにはてなと思う人もいることでしょうから、そういう人のために、
すこしどこかに事情がかかれていてもいいのにです。矢作さんの作品というのは、
どれにもあとがくはなかったでしょうか。
 

あ・じゃ・ぱん

あ・じゃ・ぱん

 それから7年ほどたって、この作品は文庫となるのですが、文庫につきものの
解説もなにもなしでありまして、これはちょっと残念です。
あ・じゃ・ぱん!(上) (角川文庫)

あ・じゃ・ぱん!(上) (角川文庫)

あ・じゃ・ぱん!(下) (角川文庫)

あ・じゃ・ぱん!(下) (角川文庫)