平凡社つながりとしたのは、かって平凡社で一緒に仕事をしていた小林祥一郎さん、
村山恒夫さん、石塚純一さんのことを話題にするためでありました。
平凡社を退職されたこの三人が共同作業をしたのが、今回の小林祥一郎さんの「死ぬ
まで編集者気分」となります。石塚さんは仕掛け人、村山さんは仕掛け人で版元、
そして小林さんは著者でありますね。
今回の版元、新宿書房は応援したくなるところでありまして、どのような経緯で
村山さんが代表をつとめるようになったのか、そのへんは不明であります。
会社のホームページに、そこんところはどう書いてあったかと思って、いまほど
検索をかけて、びっくりです。百人社通信という新宿書房のコラムになんとなんと
小林祥一郎さんのコラム「パティオの小さな空の下で」というのがでているでは
ないですか。これの一回目は「手柄話は自分事」と題されています。これをみて、
ぴーんと来た人は、是非とも以下のページをごらんくださいです。
当方も、この匿名コラムを見たときに、そうであるかと思い、ちくま文庫のあと
がきを確認して、小林さんのこの書き方はいかがかなと思って、相当に気になって
いましたが、これの続編が小林さんによって書かれたことは、よかったことです。
匿名コラム氏は、細部に対するこだわりを重視するかたでありまして、ここを問題
としなくてはと取り上げたのですが、一昔まえのはやりでいくと、老人力がついて
きた当方には、細部にはこだわりたいと思うものの、細部はどんどんとあいまいに
なっていって、そのことを問題とする元気もなしであります。
この「パティオの小さな空の下で」は、本日から始まったようで、まさにどん
ぴしゃのタイミングです。
http://www.shinjuku-shobo.co.jp/column/data/Kobayashi/001.html
