中公新書の森4

 「中公新書の森」を見ておりましたら、ノンフィクションライターの城戸久枝さんが
次のように書いています。(「城戸久枝」さんというと、先日までNHKでやっていた
中国の残留孤児であった男性が主人公となるドラマの原作者でありました。)
「 これまで出版された中公新書二千点ほどのリストを見てみると、私はどうやら
初期に出された物を多く読んでいるようである。
 最初に浮かぶイメージは、迷わず『教科書』だろう。」
 いつ頃からか、中公新書を購入しなくなっているなと、二千点のリストを見ながら
思っているところに、この文を見ました。小生だけではないのであるなと思いました。
時間的な余裕がなくなると、手頃な教養書を手にして、とりあえずページをかせぐと
いうことになるのですが、このような時代に、あちこちから新書判の新しいシリーズが
でて、老舗の中公新書は、手軽なということでは敬遠されることになっているので
しょうか。
 最後に新刊としてでた中公新書はなにかと確認していますが、2004年の鶴見太郎
民俗学の熱き日々」は購入しているはずです。そのあとに買ったのはあるかなと思い
ますが、04年12月の「僕の翻訳人生」工藤幸雄などは、どうして買っていないのか
(買っていてわすれているのかもしれません。)不思議なほどです。
このほかにも、数冊こんなものがでていたのかと思うものがありました。文春、新潮、
ちくま、朝日、光文社と文庫とあわせて新書をだすようになっていますが、こんなに
増えるとどこからなにがでているかはわからなくなってしまいますね。