小生のブログにいらっしゃる人の足跡をみておりましたら、「保倉幸恵」さんへの
関心から検索してたどりつく方がいらして、二年ほど前に最初に話題にし時とくらべ
ますと、ずいぶんと関連のページも増えたように思います。
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20070425
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20080707
彼女が少女モデルであったときのことを取り上げて、かっての少女雑誌とか広告
写真を掲載しているページがあって、この時代のことを小生はまったく知らないこと
から大変有益でありました。
あとは、タレントとなってからのことでありますが「黄色い涙」と「天下御免」と
いうNHKの番組についての思い出で登場してきます。
少女雑誌をコレクションしているひとがいて、その表紙写真を掲載しているページが
ありますが、小生が一番なじんだ「週刊朝日」の表紙画像を掲載しているものは、
ほとんどなくて、これはやっぱり自分でさがすしかなしかと思ったものです。
週刊朝日の70年から72年に表紙のカバーガールをつとめたとありますが、
これを身近で手にする事ができるところは、ほとんどなしです。大きな図書館に
いけばあるのでしょうが、表紙写真の確認ということになりますと、もうすこし時間の
余裕がなくてはいけません。
とりあえず、日本の古本屋で「週刊朝日」70年から72年で検索をしてみま
したが、これにあがってくるのは、別冊であったり特集を組んでいるものが中心で、
なんとはなしに保倉さんが表紙であったものとは思えません。表紙カバーは保倉さんで
しょうかと問い合わせをだして、やっとみつかったのが今回の表紙のものでありました。
写真の向きがちがっていますし、画像が小さいのは申し訳ありませんが、まずは
保倉幸恵さんが「週刊朝日」の表紙をかざっていたときの雰囲気を味わう事はできそう
です。
この時の「週刊朝日」には、「今週の幸恵」(表紙の言葉)というコラムがありました。
71年10月15日号の言葉は、次のとおりです。
「湖のボート場
『 名前は幸恵、さちえです。十八歳』
秋風が湖面を静かに泳いでいるボート場で、ひだまりを見つけて、地球の回転する
音に耳を傾けていたの。世界も年をとっているのね。
昔から戦争が絶えないけれど、心の平和のことも真剣に考えたいと思う。
人を傷つけることも、殺す事も同じ罪ではないかしら。
古い奴だとお思いでしょうけれど、義理と人情という言葉が好きなの。今まで、
あまりにも自分雄ことだけにかまけていたから。
( 撮影 船山克 構成 アド403)」
保倉さんの魅力は、「表紙写真」とこの「今週の幸恵」での言葉でありました。
彼女の言葉は、プロのライターによって脚色されているところもあるのでしょうが、
川本三郎さんの 「マイバックページ」(河出文庫)で描かれている保倉さんの
印象は、いかにもこのような言葉をいいそうな娘さんであったのです。
本日は七夕で、ドラマ「天下御免」に出演したときの役名「星娘」から、小生は
彼女の亡くなった命日を「星娘忌」とよぶことにしました。