昨日のブックオフでは中公新書のところで収穫がありました。それなりに中公
新書もチェックしているのですが、まったく知らずで、見逃しているものもあること
です。昨日に入手した本田良一さんのものは、それが新刊ででていたときには、
本田さんのことを知りませんでした。
それと比べたときには、このような新書が刊行となっていたのを知らなかった
のは不思議にも思うことです。出ていたことを知っていて買わなかったというの
と、出ていたことも知らなかったというのは違いますね。
そんな一冊は、次のものです。
2005年12月新刊とのことですから、15年ほど前になりますか。仕事はそれ
なりに忙しくて、父が入院して、年明けの1月に亡くなるという時期でしたが、手帳
を見てみますと、本屋へといって、買っているのですよ。
その頃に文庫となった「血と薔薇」とか川崎彰彦さんの「ぼくの早稲田時代」な
どを買っているのですがね。
そんなわけで安野さんの「絵の教室」ですが、これの帯には「だれもが受けたい
理想の授業」という言葉がありました。
当方は、小学校のときからずっと図画工作は不得意でありまして、お絵かきの
時間は苦痛でありました。安野先生のような方に、指導を受けていたら、当方も
お絵かきが好きになったかもしれませんです。
この年齢になった小さな子どもたちとお手紙交換をすることがあるのですが、
その時に、ちょっとお手紙に絵文字をいれることができたら、よかろうと思うのです。
小さな子どもとそのようなお手紙を交換している実例として、花森安治さんのもの
が思いつくのですが、あのようなものを書きたいなと思いつつ、取り組むことがで
きていませんです。
安野さんの本には、「わたしは、子どもの頃から絵が好きでした」とありますか
ら、せいぜいこれからでも爪のあかでも煎じてのまなくてはです。
さて、この本を見たら絵を書きたくなるでしょうか。