湯川書房 湯川成一の仕事6

 「湯川書房 湯川成一の仕事」の目録を見る楽しさは、「湯川らしさ」を
確認することであることのようです。出版プロデューサーである湯川さんの
好みが反映されている刊本の、著者、装幀、装画などを担当する方の名前を、
筋をたどるようにしてたぐっていくことにより、湯川好みの世界の広がりを
実感することができます。
 昨日に目に留まった時里二郎さんという兵庫県加西市にお住まいの詩人
さんは、この冊子を作成するにあたっての協力者のお一人ですが、「仙台が
親戚」様のコメントには、この方のブログ「森のことば 言葉の森」の
ご紹介がありました。この案内に導かれてページをのぞいてみましたなら、
むかしに湯川書房から刊行した詩集の残部がすこし残っていますとありました。
 同じ湯川本でありましても、昨日の限定本は、小生にはとっても手のでない
ものでありますので、この普通の本でありましたら、なんとかなるように
思いました。