文庫になったけど

 本日は図書館本の入れ替えとなりました。とりあえず、読んだとはいえない

もののティモシー・スナイダー「秘密の戦争」と西村賢太「一日」を戻して、

それにかわるものを借りることにです。

 西村さんのものでは、東京スポーツに連載したエッセイがなかなか良くて、

これをもう一度読んでみようと思いながら、戻すことになりました。西村さん

は「日乗」ものは多くあるのですが、エッセイ集はそんなにないようで、こう

のがもすこしあってもよかったのにです。

 戻したものにかわって借りたのは、乗代雄介さんの「本物の読書家」であり

ました。先日に行きつけの本屋へ行きましたら、「本物の読書家」が文庫と

なっていて、これは「文庫で文学」キャンペーンの対象商品となっていました。

 講談社文庫で今年の1月から9月までに刊行となる純文学作品を対象にした

キャンペーンをやっているのですが、これまでに当方は応募要件となる三冊は

確保しておりまして、申込みできるのであります。もう一回応募するためには、

これからまた三冊でありますが、そこまですることもないかで、本日の図書館

本を借りることになったものです。

 乗代雄介さんの作品はいくつも読んではいないのですが、作品のテーマとい

うか、描く世界は好きなのでありますが、読んでみるとなかなか作品のなかに

入り込むことができずで苦戦するのでした。

 この作品はどうでありましょうね。なにせ頭の中で組み立てるタイプの作家

さんでありますからね。