昨日に続いて日曜日の新聞からです。
本日、一日遅れで北海道新聞(12月18日)を入手しました。まるで東京かどこかに
住んでいて郵便で配達される新聞を手にするがごとしです。
12月18日の読書欄には、豊崎由美さんの「鮭児書店」が掲載されています。年に一度
発表となる「鮭児文学賞」は、昨日に記しましたが福永信さんが編んだアンソロジー
「小説の家」でありました。豊崎さんがひいきにする小説家さんたちも寄稿している
のですが、おの作品で一押しなのは、福永信さんが巻末に寄せている「謝辞」だそう
です。まずはこれを読んでみてとありました。
寄稿している作家のなかに耕治人さんの名前があって、あれっと思いました。他の
作家さんは、みな現役ですが、耕さんは30年近くも前に亡くなっていますからして、
このアンソロジーは、ここにしかけでもあるのでしょうか。
いつもの鮭児文学賞の時には、いくつかの候補作品からこれにしましたよという書
き方になるのですが、今回についてはそのようにはなっていなくて、これはちょっと
残念かな。
そのかわりに紙面で紹介されているのは、今年発表となった作品から冬休みのため
のおすすめ本でありました。
あがっていましたのは、次の四冊。(コメントは省略)
- 作者: 堀江敏幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: 単行本
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- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/06/08
- メディア: 単行本
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- 作者: 山崎ナオコーラ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/07/11
- メディア: 単行本
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- 作者: 戌井昭人
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/07/17
- メディア: 単行本
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本がでたときに購入していますが、いまだに読む事ができていません。豊崎さんは、
「静かだけれど声量豊かな語り口に浸りたい一作」と評しています。豊崎さんが、こ
のように書いているのを見ましたら、読まなくてはいけないですね。