小沢信男さんの新刊

 山下達郎が毎週日曜日にやっています「サンディ・ソングブック」というFMラジオの
番組は、基本的にはオールデイズを取り上げる番組となっていますが、自分の新曲と
竹内まりあの新曲ものがでるときは、番組の冒頭で、そうした曲をかけることになって
います。
 このブログもどちらかというと、古い作品などをとりあげるのでありますが、
敬愛する小沢信男さんの新刊がでたとなれば、何をおいてもまずはこの新刊の
宣伝をしなくてはいけません。(本日に届いた「新刊ダイジェスト」によります。)
 今回の著書は「通り過ぎた人々」であります。4月9日刊ですが、月刊みすずに
連載されていたものです。四六判168ページ 2520円となります。この
ボリュームでは当たり前の値段ですが、とんでもなくぺーじあたりの価格が高い
ものとなっています。なんとか売れてほしいと切に願っているのでした。
 同じみすず書房の新刊には、「平野甲賀初のエッセイ集」「僕の手書き文字」と
いうものがありました。この本の紹介の最後のところには、ご丁寧に平野甲賀ヴァラエティ
ブックという宣伝文句がみえまして、これはみすずの路線というよりも、かっての
晶文社の得意とするものでありました。(それにしても晶文社は、どうなったのか。)
みすずは、山本義隆の新刊をだすのだそうですが、これも含めて、ずいぶんと昔とは
路線をかえていることです。