装いあらたに

 本日「ちくま」2020年1月号が到着です。

 この号から表紙を担当される画家(?)さんがかわりました。描いた方は

小林エリカさんとあります。当方には未知の方でありますが、漫画を書いたり

小説を手がけたりと多彩な方であるようです。

 「ちくま」表紙裏は、表紙の方が担当するのですが、小林さんは「彼女たちの

戦争」というタイトルで連作をしていくようであります。ちなみに一回目の彼女

は「マリア・スクウオフスカ=キュリー」とありました。

この方は後に「マリ・キュリー」と呼ばれる人物だそうです。彼女の表紙イラスト

は、以下のようなものであります。

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 マダムキュリーがまだお若い時の肖像であるようです。小林さんのこれへの

コメントには、「パリにでたばかりのころ姉のアパートにて 1891」とあります。

日本でいうと明治の女性でありますから、女性の地位はえらく低いのでありま

すね。そういうことからは、「彼女たちの戦争」というのは、時代とそして男たち

との戦争といえるでしょうか。

 こうした女性たちのおかげで、女性たちは徐々に男性に対して優位にたって

いるようでありまして、男性は自分に都合のよいルール変更を重ねることでしか

優位を保つことはできなくなりつつあります。

 日本は国際的に女性の地位が低いといわれていますが、これは男性たちが

自分たちが有利にいくようにいろいろと細工を重ねてきた結果でありますね。

いつまで、そんな小細工がきくでしょうか。