車やさんといっても、美空ひばりではありませんので、本日の場合は
自動車屋さんということになるのでしょうか。先日に行った点検で、無料で
修理しますよとなって、そのための部品が届いたので、来てくださいといわ
れたのですね。
いつもでありましたら、点検とかの間は、お店の周辺をブラブラと歩きなが
ら時間を費やすのですが、本日は持参の本を手にしながら、作業が終わるのを
待つことになりです。
予定では本日までに読み終えるはずであった村田喜代子さんの「屋根屋」で
ありますが、思った半分も読むことができず、それで本日の待ち時間ですこし
でも読もうと思ったのです。
上から読んでもの「屋根屋」でありますが、奇妙な味の小説でありまして、
2014年に講談社から刊行になり、そのままになっていたものを中公文庫
が文庫化したものです。
そんなことはないだろうと思いながら、作品世界にひっぱりこまれることに
なりです。今回の芥川賞と直木賞の候補作は、すべて女性の手によるものと
話題になりましたが、村田さんの小説を読んでみますと、納得でありまして、
最近、村田さんと同年代の男性作家の作品を読んだことがあったかなです。
小説というのは現実を写すものではなく、想像力で文字にしていくという
のが、よくわかりますです。