読書アンケート 2023

 本日に注文してあった「読書アンケート 2023」が届きました。

 これまでは「みすず」の特集号として出ていたものが、単行本(というか雑誌)

の形ででるようになったもの。これが定着してくれましたら、これからもずっと

手にすることができるということですね。

 この本を手にして一番最初に思ったのは、そういえば、昔の雑誌ではこのよう

なのを特集にしたものがあったなということです。頭に浮かんだのは「リテレール」

でありました。安原顕が亡くなったのは2003年とありますので、もう20年も昔の

ことになります。

 今回も気になる方が何をあげているかからのチェックです。

 一番当方と相性が良いと思われる識者は、その方があげている5冊全部を当方

も手にしておりましたので、相当に影響されているということがわかります。

おお、この方のいない読書アンケートは考えることができないぞということで、これ

山田稔さんで、あげているのは編集工房ノアの本一冊と中公文庫三冊であり

ました。どこかで誰かが山田稔さんがあげているのは、この四冊ですよと書き込み

しそうでありますが、当方は、この本に直接あたって確認してよというにとどめます。

 先日にSNSを見ていましたら、原武史さんがみすず読書アンケートにはこの本を

あげましたと書名だけ紹介していましたが、そうでありましたら、もうすこし紹介しや

すいのでありますが。

 楽しみにしていた松家仁之さんは、まったく当方の手にしたことのない本ばかり

であり、武藤康史さんは当方も昨年の印象に残る本にあげたものでかぶりました。

 何冊も、これを手にしてみたいと思うものがあったのですが、そうしたなかの一冊

を紹介です。

 この本をあげているのは千田善さん(国際ジャーナリストだそうです)。紹介文は、

以下のものです。

「旧ユーゴスラビア研究の第一人者による単行本未収録の著作・講演・エッセイ集

一番面白かったのは、同氏の幼なじみ高木一成氏による後記『山崎洋君のこと」。

ゾルゲ事件連座し、網走刑務所で獄死したクロアチア人のジャーナリスト、

ブランコ・ヴケリッチを父に持つ山崎氏の伝記である。」

 そういうことなのかであります。山崎佳代子さんのことを検索しますと、山崎洋さん

が連れ合いとあるのですが、このような人であったのかと改めて山崎洋さんを検索

することにです。