めめのこと、小説のこと

 昨日に購入した佐藤正午さんの「書くインタビュー6」を話題にです。

 今回の「書くインタビュー」の日付は2021年1月から22年10月までに、聞きて

である編集部オオキさんと東根さんと佐藤正午さんの間でやりとりした往復メール

を収録したという形になっています。初出は小学館のWEBきららに掲載された

「ロングインタビュー 小説のつくり方」というものです。

 当方は文庫になってから初めて読んでおりまして、WEB版ではまったく目にした

ことがありませんでした。(WEB岩波に現在連載中の「小説家の四季」も本にまと

まるのを楽しみにしているのです。)

 今回の文庫本には帯がついておりまして、それには大きな字で「察してくれ。」

とあるのでした。何を察すればいいのかですが、小さな字で「作家人生最大の危機」

がとあります。それはどんなことであったのかは、本文を見ていくしかないのでした。

 その「察してくれ。」の右上には、白抜きの丸のなかに「神回『めめのこと、小説

のこと』収録!!! 35万PV(WEB連載時)」とあるのでした。この本のどこかは、

WEB連載の時に、すごくバズったのだなとわかりました。

 それで目次を見ましたら、「WEBきらら炎上!」とあるではないですか。そんなわ

けで、まずここを開いてみることにです。炎上とあるのですが、本文を読んでいても

そのような話はでてこないの(こないこともないか)でありますね。

 そんなわけで神回といわれている「めめのこと、小説のこと」というところを開い

てみることにです。

 なるほど、このところはバズるはずだわです。わかる人はわかるのでしょうが、

当方は初めて目にした「めめ」というのが、キーワードでありました。

めめという愛称のタレントさんが佐藤正午さんの小説「月の満ち欠け」の映画に

出演のオファーを受けて、早速、原作を読んでそれの感想をコメントしているので

すが、佐藤正午さんは、このコメントを知って、このめめさんのことが大好きになっ

たという話です。

 すでにこの神回といわれるものが掲載のWEBきららは公開を終了とありますの

で、この佐藤正午さんが「映画を見る前から、めめ推し、めめ担いこうと心に決めま

した。」ということの詳細は、「書くインタビュー 6」を手にしてもらうしかないので

ありますね。 

 それにしても、佐藤正午さんが「めめ推し」とはね。

(めめさんとは、「月に満ち欠け」にでているあの人でありまして、もちろん大泉洋

ではありませんですよ)