ちょっと長いかな

 消化できない金井美恵子さんの文章は、おなかの中にたまっているのですが、はし
やすめで、もうすこしのみ込みやすいと思われる小説を手にしています。

鳩の撃退法 上 (小学館文庫)

鳩の撃退法 上 (小学館文庫)

 佐藤正午さんの本は、これまでエッセイを中心に読んでいたのですが、小説は岩波
からでた「月の満ち欠け」を新刊で購入して、読んだのがほとんど初めての経験であ
りました。
 今回、佐藤正午さんの最高傑作ともいわれる「鳩の撃退法」が文庫となったのを機
に、これを新刊で購入して読んでみることにしました。ちょうど先月は津島佑子さん
の「ジャッカ・ドフニ」と「鳩の撃退法」の二作品が文庫となり、どちらも上下二冊
からなるものなので、両作品ともに上巻を購入し、うまく読む事ができたら、下巻も
購入して読むぞと思いました。
 金井美恵子さんの次に読むものですから、まあ佐藤正午作品のほうがいいだろうと
思いましたが、これはこれで正午節でありますね。
けっこうくねくねでありまして、なかなかストレートに作品は進んでいかないことで
す。もっと早くに結論を聞かせろよと思うか、もっと正午節にひたっていたいと思う
かでありまして、上下巻をあわせると1100ページでありますからして、正午派の人た
ちは、正午さんの語りを楽しむのが上手なことです。
 本日の当方は、ほぼこの作品を読んでいたのですが、やっとこ上巻の半分くらいで
あります。明日には、上巻をあげることができるかなであります。
 読んだら読んだで下巻を確保にでかけなくてはいけないことで。
鳩の撃退法 下 (小学館文庫)

鳩の撃退法 下 (小学館文庫)