昨日に引き続きで図書館から借りている本を話題にです。
借りたのはイタリア在住の内田洋子さんの「見知らぬイタリアを探して」と
なります。
内田さんは「小さな村の旅する本屋の物語」が話題になって、テーマが本
屋ということもあって、これは読まなくてはと思っていたら、安価で見つかった
ので買ったら、それで安心してしまって、いまだ読むことができておりません。
一番関心をひいた本が未読であるにも関わらず、気になる著者であることか
ら、図書館の新刊棚で見つけて、手が伸びました。
この本は、「本の窓」という小学館のWEBマガジンに連載をしたものとの
ことで、そのせいかなんとなく読みやすそうに感じました。
本日は目次を見て、「本屋とコーヒー」という文章を読んでみることにです。
ここでの本屋というのは、ヴェネツィアにある著名な古本屋さんでありました。
2019年にヴェネツィアが歴史的な冠水で壊滅的なダメージを受けたので
すが、そのなかで老舗の古本屋さんは、どうなっているか確認にいくというこ
とから、この店のユニークなありようが紹介されます。
「店の入り口横と店へと繋がる路地沿いの合わせて三ヵ所にショーウィンドー
がある。一番大きなショーウィンドーには、美術展の図録や写真集など大判
で分厚い本が並ぶ。ほとんど古書だが、なかにはビニールで包装されたまま
の新刊書もある。在庫処分品なのだろう。どれも装幀が美しく、大きなショー
ウィンドーによく映えて、美術館で名画を観るようだ。ちなみにこの店が扱う
のは、<芸術>と<ヴェネチア>をテーマにしたものに限られている。
店の入り口横には、・・・・」
このようにして、この老舗古本屋のショーウィンドーに置かれている本が
紹介されるのですが、このような格調高い古書店は、当方には敷居が高く
て、ほとんど行くことがないことです。
老舗の古書店は、本で読んだり、TVなどのドキュメントで見たりするもの
であるようです。