月曜のブックオフで

 今週の月曜日はディーラーに車の点検予約をいれておりまして、それにあわ

せて冬用タイヤへの交換もお願いすることになりました。今回はあれこれと点検

項目があって二時間弱とのことですから、散歩をかねて片道三千歩ほどのところ

にあるブックオフへといって、その二時間弱を過ごすことになりです。

 月曜に立ち寄ったブックオフで購入したのは四冊で、税抜きワンコインにおさ

まりました。スポンサーのご機嫌とりのために購入したものが一冊ありました。

まずはその一冊から。

京都おでかけ帖―12ヶ月の憧れ案内

京都おでかけ帖―12ヶ月の憧れ案内

 

 当方の子どもと同じくらいの女性が書かれた京都の案内本。この本を手にして、

甲斐という名字を見た時に、これはほんやら洞のご主人で、写真家の甲斐扶佐義

さんに関係があるのかなと思ったのでありますね。この本を立ち見しても、そのへん

のところはわからないのですが、文中に父親は登場するもののご本人が静岡生まれ

というのですから、これは親子ではないですね。

 それはさて、この案内がでて14年も経過すると、これに取り上げられている店で姿

を消したところもあることでありましょう。

 この本には「京の本屋さん」というコラムがあり、よく通った本屋として、次の店が

あがっていました。

 恵文社一乗寺店アスタルテ書房、三月書房、きりん館、祇園書房

いずれも個性的で知られたものでありますが、いまも残っているのは恵文社一乗寺

店と三月書房の二店だけです。それでも京都は新しく個性的な店がいくつかできて 

いるので救われていますね。 

 アスタルテ書房は、敷居の高い古書店で、当方は足を踏み入れることができずに

いるうちに店主が亡くなって閉店となったのでしたね。祇園書房は四条通りを歩いて

いたときに、こんなところに本屋がと思って入ったことはありますが、料理関係の本を

おいてあることで有名な店でした。

 きりん館は児童書のお店であったとのことですが、ここはまったく未知の店でりま

した。

 ほかの老舗とくらべると本屋さんは姿が消したところが多いことです。