お返しすることができるなら

 明日に予定されていました関西空港からの客人は、結局予定していた便の欠航

が決まったとのことで、帰省することが叶わずです。あらま残念なり、また次の

機会ですが、こちらで待っているよりも、先方に顔を見に行ったほうがよろしい

かです。

 ちょっと残念に思っていましたら、午後からの高校野球で北海道の代表チーム

が勝利を収めまして、これは勝つと負けるでは元気の出方が違います。

終わりましたら、よーしと着替えをして庭仕事を二時間ほど行いました。

本日はうんと涼しくなりましたので、暑いところから来たら爽快であったのにな。

 来客に合わせての日程がキャンセルとなりますので、今週は庭仕事の時間も確

保することができることです。

 もう一つは片付けでありますが、来客が来なくなって、すこし力が抜けることに

なるものの、これまでの勢いを大切にです。もちろんいくらやっても終わらない

のですが、そこそこ言い訳の立つようなことにはなっています。

 片付けの中には、亡父が残した戦前の手紙の整理というのもありです。

たぶん亡父の小学校時代のお仲間が満州の青年義勇隊に行っていて、そこからの

来信とか、軍事郵便となる手紙などもありです。

この方々は、文面を見る限りでは、かなり頻繁に手紙のやり取りをしていたと思わ

れるのでありますが、戦後になってから亡父との交流が続いたような話は聞いて

おらず、どこかの時点でお亡くなりにでもなったのでしょうか。

 亡父の卒業した小学校の卒業名簿が残っているので、これらの手紙の送信者を

確認してみることにいたしましょう。

 今から80数年前に発信された手紙でありますが、これを出された人たちは戦後

無事に帰国されたのか、それとも満州で亡くなられたのか、まるでわからないこ

とです。

 今となっては、ちょっと貴重な手紙でもあるようで、ここまで残ってきたので

ありますからして、この手紙の発信者の縁者にお返しすることができれば、手紙

を引き継いだ当方の責任も果たせたとなりますが、どうなりますでありましょう。