本日から一日早い大型連休の前半戦スタートです。本日は亡母の納骨をする
ということで兄弟夫婦が集まって、お寺へと向かうことになりました。
納骨はお昼からなので、午前はすこし庭にでて草取りと家庭菜園の土起こしを
することになりです。すこし腰に負担がかかりましたが、なんとか本日の作業
を終えることができて、家にはいり汗を流すことにです。
ちょうど郵便が届いて、そのなかに新潮「波」5月号がありました。この
「波」は亡父が購読していたものを引き継いだものでありまして、宛名という
か契約者は、亡父のままであります。すでに何十年か定期購読のはずではあり
ますが、当方が健在なうちは購読は続けるのですよ。
さて、今月も真っ先に読んだのは「編輯後記」でありました。今月の話題は、
「出版社社史」であります。このところで、出版社社史といいますと、頭に
浮かぶのはです。
「出版社社史を漁り始めたのは、いま多くの本好きが入手に奔走中の『国書刊行
会50年の歩み』に興奮したせいです。これはあの濃厚で特殊で志高い、殆ど
パンキッシュな出版社の来歴と秘話を、社員やOBが無類の明るさで披露し続ける
小冊子。同業者としては大笑いしながら背筋が伸びる珍しい読書体験をした社史
の傑作でした。」
ということで、編集長さんは「国書刊行会50年の歩み」に興奮したそうです。
当方は入手に奔走せずでありまして、確保してくれたものを届けてもらうのを
じっと待っておりました。
その冊子は、納骨の時に持っていくねということで、本日は亡父の「波」と
母の納骨のおかげで、当方の本日の話題が生まれることになりました。
これから楽しみに読むことにいたしますが、当方は幻想文学には明るくありま
せんので、国書刊行会といえば、その昔であればラテンアメリカ文学叢書で、今で
ありましたら、山尾悠子さんの「迷宮遊覧飛行」でありましょうか。