行きつけの本屋にも

 注文してあったシステム手帳用のリフィールが入荷したと連絡をもらって

いたので、本日は行きつけの本屋へといくことになりです。(まだその昔に

流行したシステム手帳を使っている人はいると思うのですが、このリフィール

を購入するのに苦労することです。当方は能率協会のバインデックスの301

デイリープラン12時間というものに日記帳のような使っていますので、一日

一枚として、一年では365枚は使いますから、半年に一回くらいは注文する

ことになりです。なかなか慣れた店員さんがいませんで、その都度、すこし

商品についての説明が必要となりで、このへんがちょっとさびしいことでありま

す。まあ、それでも行きつけの店で買えるのはありがたいことで。)

 行きつけの店で、気になる村上春樹さんの新刊は入荷しているのかとチェック

をしましたら、なんとか3冊くらいの在庫が確認されましたです。この小説を

求める客が、この店にどのくらいいるかと思いますが、さすが初版30万部で

すから、こうした小さな店にも配本ができてめでたいことです。

 本日は、文庫の新刊をチェックすることにです。

 今月は若島正さんの著作が文庫となったようで、それを手にしてみることに

です。若島正さんは、もちろん英文学者でありまして、ロリータほかの翻訳で

著名なのですが、それは世を忍ぶ仮の姿で、本来は詰将棋作家というのである

のかと思うくらいであります。

 当方は自分では将棋はやらないのでありますが、将棋に憑かれたちょっと規格

外の人についての本は好きでありまして、それで団鬼六さんのものも手にする

ようになったのです。

 ひょっとして若島さんも、もうすこし将棋が強ければ、大学教授になどならず

棋士になったのではないかと思ったりもすることであります。

若島さんは2015年から「本の雑誌」で「記憶の本棚」というコラムを連載

していて、当方はずいぶんと楽しみにしていたのですが、あのような雑文を集め

たエッセー集はでていないのでしょうかね。

vzf12576.hatenablog.com ということで、本日に購入したのは河出文庫からでた「盤上のパラダイス」

となります。

 この本は、「詰将棋パラダイス」という雑誌を出し続けていた人たちを紹介

するものとのことですが、最初は1988(昭和63)年に三一書房からでた単行

本だそうです。 

 ほとんど詰将棋ファン以外には話題になることもなかった元版、突然に文庫

になって復活ですから、これはありがたいことです。

詰将棋の門外漢である当方は、これを手にしてまずは補遺を読んでみることに

したのですが、ここのところを読みますと、今年にこれが文庫化されたという

ことがよくわかることです。

(最近の将棋界の若きスーパースターは、小学生の頃に詰将棋の世界でもとっ

ても有名な人で、それを若島さんはずっと見てきているのでした。)