行きつけの本屋に

 野暮用からの帰りに寄り道して行きつけの本屋をのぞくことになりです。

 ずいぶんと久しぶりなのかな、前回はいつにいったのかと思いますが、たぶん

ひと月くらい前でありましょう。

 新聞に掲載されている広告などは、ちゃんとチェックしているつもりですが、

見逃しがあったりで、こんな本がでていたのかと思ったりです。単行本はこれ

がここに入っていたら買うのにと思うものは、間違いなく入荷せずです。

 もうすこし、この店で買ってあげたいと、自分の懐具合のことも考えずに思う

のでありますが、良い具合に入らないのでありますね。それはそれで家庭の平和

のためによろしです。

 本日は単行本は一冊も手にすることはなしで、文庫本は魅力的なものが何冊か

あって、すこし思案することにです。

 本日に手にした文庫は、次のものなどです。

 ナボコフのチェスを話題にした小説のようであります。訳者は若島正さんで、

これは読んでみたいでありますね。若島さんは詰将棋作家としても著名で、チェ

スの世界にも精通していたはずですので、楽しんで訳されたのでありましょう。

 これは次の機会に確保しましょう。

 こんなのがでていたのかの一冊目は、これでした。中公文庫の広告はいつも

チェックしているのですが、今月分は見逃したようで、中公文庫ラインナップ

がどれも頭に入っておりません。

 橘外男の文庫本といえば、その昔に社会思想社の現代教養文庫で買ったよう

に思うのですが、それをまずはあたってみて、そこに収録されているのなら、

そちらで読むようにしなくては。

 ということで買ったのは、次の二冊でした。

 善行堂さんが選された上林暁さんの随筆集。これはうれしいですね。

 なによりもプレミアム文庫ではなくて、買いやすい値段なのがありがたい。

こういう文庫本がありますと、上林さんのことを読んでみてといいやすくなり

ます。

 もう一冊も中公文庫。

 読めていなくても、文庫新刊は買うようにする村田喜代子さんの一冊。

 これはどのようなものなのだろうかと思いながら、村田さんの文庫がたまって

きていて、どれかを読まなくてはと思うことです。この週末に読んでみようかと

思っているのですが。