平野甲賀さんのサラメシ

 本日のテレビ欄には平野甲賀さんの名前がありました。おおこれは珍しいことと

その番組の録画予約をして、友人たちにそのことをお知らせすることになりです。

 番組はNHK「サラメシ」でありまして、亡くなった有名人さんが生前に足を運ん

でいた行きつけの食事やさんを訪問して、そのお店で注文していたものを紹介すると

いうコーナーでありました。

 いつもは俳優さんとか歌い手さんとか、そこそこ有名な人が多いので、平野さんは

地味かなと思ったりですが、平野さんが東京から活動の場を小豆島へと移したのは

2014年(お生まれは1938年ですから、その時には後期高齢者になっていまし

た。)のことですから、著名人の移住の先駆的な存在で、そうしたとこも取り上げの

ポイントでありましょうか。(ちょうどBSでは「いい移住」という番組をやっていま

した。)

 平野さんにとっても、小豆島にとっても良い出会いであったのでしょう、その後を

追うようにして内澤旬子さんも小豆島に移り住んだのですね。

 病を得てなのでしょうか、小豆島から高松に引っ越して、2021年3月にお亡く

なりました。

 当方は古くからの平野甲賀ファンでありますから、このブログでもあちこちで

平野さんの装丁などに言及しているのですが、昨年におっかけ旅で香川へと行った

時に、地元の本屋さんにならんでいた「平野甲賀と」という本を購入した話を記して

いるのが、最近で一番印象に残っていることです。

vzf12576.hatenablog.com 平野甲賀さんが装丁した本は、いつも座右にあるのですね。高松で購入した

平野甲賀と」のページに掲載の書き文字の書名の本が、ちょうど近くにあった

ものですから、その書き文字と本をあわせてパチリです。

平野甲賀さんというと、本日のサラメシでも「深夜特急」が取り上げられて

いましたが、平野甲賀さんといえば晶文社ですし、作家でいえば小林信彦さん

なのですが、晶文社のものでは長谷川四郎全集が取り上げられていたのでよし

としますか。)

平野甲賀と 明るい夜 仮面の商人