「本の雑誌」476号

 「本の雑誌」476号が届いておりました。

 今月号の特集は「本を買う!」であります。「本の雑誌」でとりあげる購書家

はとんでもない人ばかりでありまして、こういう人にはならないようにというこ

とでの特集でもあるのかもしれません。

 このような方々(ひと月に本を270冊も買う人たち)とくらべると、当方な

どは極めて常識的に思えるのですが、それでも家族にすればいい加減にせよとな

るのでありましょう。

 当方はただただ買うだけですし、買った本を活用して仕事につなげている人は

置き場所の心配をすればよろしいのでしょう。

 当方が、これまでにひと月で一番本を買ったのは、学生時代の12月でありまし

た。正月は帰省せず下宿で年越しをすることになり、いつもより懐具合がよろし

かったせいもあって、古本屋歩きをして、当時の均一本など45冊くらい買ったの

が最高記録のはずです。たしか1972年のことで、すでに半世紀です。あの

時代にブックオフがありましたら、もっと買っていたかもしれませんです。

 それにしても、「本の雑誌」の読者投稿欄(「三角窓口」)は、筋金入りの本

好きが並んでいることで、投稿者の平均年齢の高さも、特筆もので、ほとんど

「明日の友」でありますして、すごいお達者さんのための雑誌であります。