本の雑誌 1月号

本の雑誌」2017年1月号が届いておりました。届いてしばらくなるというのに、この
時期いろいろと話題にすることがありまして、ほとんど中をみるところまでいかずで
ありました。1月号というのは正月休みに、こたつにはいってみかんでも食しながら手
にするものでありますが、当方には正月休みというものはないのでありました。
 例年「本の雑誌」1月号は「本の雑誌が選ぶベスト10」というのを特集しているほか、
読者投稿によるベスト1とか、ジャンル別のベスト10、それに総勢31名による「私の
ベスト3」など、楽しみ満載です。

本の雑誌403号2017年1月号

本の雑誌403号2017年1月号

 これらにあがっている本のリストを見て、2016年も本を読むことができていないなと
思って、来年はもうすこし読まなくてはと反省するのがいつものことであります。
 この号を見て、これは参考になりましたというのは、「おじさん三人組 カストリ
書房に行く」であります。
 その昔にカストリ雑誌というのがありましたが、今もそのカストリというのを店名に
して営業をしているところがあるというのに驚きました。このカストリ書房というのは、
遊郭や赤線に関する『カストリ出版』の直営店」なのだそうです。
おじさん三人組が、この店をたずねるのですが、この店の所在は吉原だそうです。
 吉原は、当方が南千住の宿にとまったときの散歩コースでありまして、このおじさん
三人組が歩いているところは、先月にも散歩をしていました。
「吉原大門の向かい側、宮里が指さす先には文化遺産のような歴史的建造物が『天麩羅』
という看板を下げ、脂の匂いを漂わせている。」
 土手の伊勢屋という、明治時代からある天麩羅屋さんのことでありますが、吉原大門の
向かい側には、歴史を感じさせる食べ物屋さんが、何軒かならんでいるのですが、この
店のほかは桜肉をだすところでありまして、その昔の男性たちは、ここで桜肉を食して
から大門をくぐったのでしょうか。
 しかし、この店のあたりは夜になりますと、人通りがなくなってしまって、土手の
伊勢屋さんは、夜の営業をお休みしますとなっていまして、先月に訪ねた時には、昼営
業のみとなりますとのはり紙がありました。