先日に葬儀のお手伝いをした先輩は、本日に初七日を迎えることになりです。
ほんと早いもので、当方にとっては、これで一区切りとなるのかな。先日の
葬儀の様子の写真などを持って、お参りに行ってきました。
まだまだ遺族(といっても、残ったのは奥様お一人)は、各種の手続きなど
大変なことであります。
そんなことを思っておりましたら、近々当方の亡父の祥月命日でありまして、
今年は17回忌となります。昨年の母の一周忌にあわせて繰り上げで法要は
行ったというものの、亡父の残した本などの片付けはやっと始まったところで
ありまして、母が生きている間は、とうとう手がつけられませんでした。
今年は、すこし片付けは進めることはできるかな。
とはいっても、ほとんど捨てることになるのだが、本を捨てるというのは、
ほんとえいやっと思い切らなくてはいけないことです。
そんなことを思いながら、ちょっと前に買った雑誌を手にすることにです。
最近は読書特集以外は、手にすることもなくなった「BRUTUS」でありますが、
これはちょっと中をのぞいてみてから、購入することにしました。
さーっとチェックして目についたのは、次のところ。
一つは、「2人の装丁家にグッとくる装丁とはどのようなものか」を聞いたもの。
そこで、装丁家の川名潤さんが次のように言っています。
「ここ数年で予算の問題もあって装丁としてできること自体は圧倒的に減ってい
ますよね。だからこし、体裁のハッタリでないところに熱量を注ぐことが必要で。
最近でた「ロルカ詩集」は、グラフィックデザイナーの鈴木哲生さんの装丁で、
造本ものすごくシンプル。帯もなくそのままで売っているんです。文字という一点
突破の熱量が素晴らしいなと。」
「ロルカ詩集」とあったのに反応して書影を見ましたら、長谷川四郎さんの訳で
あることがわかりました。長谷川四郎訳の「ロルカ詩集」といえば、ずっとみすず
書房からのものでありました。
最近になりまして、これが土曜社というところからでたのですね。装丁には書き
文字が使われているというのですから、これは一度手にしてみたいものです。