年のはじめには

 新しい年が始まりました。

 その昔、フルタイムで仕事をしていた頃は、1月1日よりも4月1日のほうが

新しい年がスタートしたという気分になったものですが(これは、その日に仕事

場の人事異動があったり、新しい会計年度がスタートしたせいですね。)、今は

そういう環境にはおりませんので、普通に1月1日には、あれこれとリセットを

かけることになりです。

 昨晩は、すこし遅くまで起きていたこともありまして、今朝は7時頃に起き出

すことになりました。元日の朝の食事は10時を過ぎると言われておりましたの

で、それまでにすこし時間がありますので、散歩がてらに近くの小さな神社まで

初詣に行くことになりです。

 その昔に亡父がやっていた初詣でありますが、亡くなって17年たって、当方

もそれに習うことになりです。

 近くの小さな神社は、今から80年くらい前に開拓にはいった農民の人たちが

建立してまもってきたものです。当時の農家さんたちは、その後地域に団地が計

画されるのに協力して土地を手放したのですが、今もその末裔の方々が氏子とし

て神社をまもっています。

 当方は国家神道の色彩の強い縣社だったようなところは、好きではなく、地域

の人が心の拠り所にしているような小さなお社を好ましく思っています。

本日は朝の8時前にお参りにいったのですが、いつもは参拝の人もいないので

ありますが、本日はそこそこ人がいらして、お社には年老いた氏子さんたちが

参拝の人にお神酒を振る舞っていました。

 ほとんど下戸の当方も、お猪口のような紙コップに入ったお神酒をいただき、

一口含むことになりました。これも歩いてきた功徳でありましょうか。

ちょっと長い階段を上ったところから上ってまもなくのお日さんを、樹木越し

に見ることとなりました。

 お参りを済ませて、ちょっと遠回りして帰ることにしましたが、散歩時間は

小一時間でありまして8千歩ほど稼ぐことができました。年の初めに、すこし

でも歩くことができてよかったことです。

 戻ってから和服に着替えて、お正月らしい雰囲気としてから、おせちとお雑

煮をいただくことにです。昨年は喪中でありましたので、おせちはいだだきま

したが、和服にすることはなしでした。一年に一度くらい、着物の袖に手を

通して帯を締めなくてはです。相変わらずで帯(貝の口)はうまく締めること

はできないのでありますが。

 今年は歳男ということもありまして、食卓にむかっているところを写真に

とってもらったりですが、子どもたちにしますとコスプレじいさんのように

見えたかもしれずです。

 その写真は割愛して、本日にいただいた我が家のおせちであります。たしか

ほぼ自家製のはずですが、当方が手を下したのはローストビーフだけでありま

した。

 夜には瀬戸内寂聴寂聴さんの「いのち」を読むことになりました。

これについては、またあしたにでも。