本も読まんと台所に

 本日はお天気よろしとなって気温があがりました。日中の最高気温は19度で

ありますので、外仕事をするのにはもってこいでありましたが、台所であれこれ

と仕事をすることになりました。

 この週末に予定している栗をつかったケーキのためにスポンジ台を焼いたり、

アップルパイのために紅玉の皮むき、カットしてから煮て、バターと粉でパイ生地

の仕込みをしたりです。

 たまたま夕食は餃子にしようということになって、市販の餃子の皮にあんを包む

こともやりましたです。

 というふうに記しますのは、本日は忙しくて本を読む時間がなかったなという

言い訳のためでありますね。今はTVで野球を見ているではないかでありますが、

ほんと一年に一度、日本シリーズしか日本の野球は見ることはなくなっております。

 なんといっても昨年のシリーズがたいへん素晴らしい盛り上がりを見せて、ひさ

しぶりに日本野球に惹きつけられました。今年も昨年と同じチームによるシリーズ

で、どちらも危なげない勝ち方で、ここまで登りつめてきただけに、期待は大きい

ですね。

 日本のエースであるオリックスの山本投手と日本の若き三冠王村上選手の対決は

今見ておかなくては、そのうち日本から活躍の場所を移していなくなるでしょうか

らね。

 野球が終わりましたら、丸谷才一さんの「横しぐれ」を読みつぐことにします。

丸谷さんは後年になりましたら、旧仮名遣いでの表記になっていくのですが、当方

が手にしています古い講談社文庫は、もちろん新仮名でありまして、文芸文庫版は

旧かなに変わっているのかな。仮名遣いがかわったら、作品の印象も変わるのか

どうか、ちょっと気になることです。

 追記 qfwfq様からご指摘がありましたが、講談社文庫版「横しぐれ」は旧かな

    での表記となっております。上記は間違ったままですが、ここで訂正を

    いたします。もちろん75年3月刊の元版「横しぐれ」も旧かなです。

    初出は「群像」ですが、これは確認できておりません。芥川賞を受けた

    「年の残り」はまだ新かな表記でありました。