本日はお昼をはさんでトレーニングへと行き、戻って一休みしてから買い物に
でることになりです。
昨日に話題にしたちくま文庫が行きつけの本屋に入っていると思われるので、
食材購入の前に、本屋へと行こうと思いながら、その途中にあるブックオフに
立ち寄ることにです。15分だけねといいながら、いつものワンコイン予算で
選書でありますが、本日はアンソロジーものに手が伸びることになりました。
新潮文庫ででていた「日本文学百年の名作」の一冊がまずは確保です。この
シリーズは全5冊で、編者に名を連ねているのは池内紀・川本三郎・松田哲夫の
三人でありまして、本日のは1954年から1963年の短編小説16作品で
す。当方が読んだものは、そのうち何作品ありますでしょう。
この巻の表題になっているのは、三島由紀夫の「百万円煎餅」でありますが、
これはその昔になにかで読みましたが、すっかり忘れています。
これに収録の作家さんは著名な方々ばかりでありまして、さすが百年の名作と
いわれるにふさわしいものです。短いものですし、これはなかなかよろしです。
もう一冊のアンソロジーは、がらっと雰囲気がかわって集英社文庫のもので
すが、「小説すばる」に掲載となった小説からのセレクションだそうです。
セレクトしたのは文庫編集部とのこと。
こちらに収録の作品は、作者の名前は聞いたことはあるけど、作品は読んだ
ことがないという人ばかりでありまして、こういうのをつまみ読みして、これか
らの読書生活につなげようという目論見になります。
この文庫は、2012年にでたものですから、冒頭におかれている作品「かみ
さまの娘」の作者桜木紫乃さんの紹介には「2002年オール読物新人賞受賞、
2012年『ラブレス』が直木賞候補となる」とありました。
そうか、いまは押しも押されもしない桜木さんも、このころはいまだ候補者
という紹介でありますか。
これに収録の作家さんたちは、それこそ売れっ子ばっかでありまして、この
人たちの作品を読んでいないなんて信じられないと、小説好きの人にはいわれ
そうであります。
ということで、本日はこのなかから桜木さんの小説を読んでみることにしま
しょう。