神保町といわれても

 「本の雑誌」11月号が届いています。

 今月号の特集は「やっぱり神保町が好き!」であります。本好きであれば、みん

な神保町が好きなのかなでありますが、当方は数年しか東京で暮らしたことはない

こともあって、神保町というと、なんとなくわざわざ行くところという感じであり

ますね。

 東京で暮らしていた数年の時も、懐の具合がよろしくないせいもありまして、わ

ざわざ足を運ぶとすれば早稲田のほうであったように思います。やはり神保町は敷

居が高かったのかな。苦手な(というかトラウマになっている)店もあったから。

 今月末には「神保町ブックフェア」がありまして、今回の特集はそれにあわせた

ものとなっています。

 このブックフェアとリンクしているのかどうかわかりませんが、今月の文庫新刊

には、超ド級のものがありましたです。

 めったに神保町に行くことのない当方がお見かけした有名人というと鹿島茂さん

でありまして、あれは東京堂書店であったでしょうか。(東京堂書店は札幌にもあ

るのですが、もちろん神保町の)

 ほとんど主のような雰囲気でありまして、数年に一度しかいかない当方が見かけ

るのでありますからして、毎日通っているのではないかと思ってしまいました。

 元版がでてから5年で文庫化であります。文庫の値段としては高いのであります

が、元版はもっと高かったので、これはお買い得といえるでしょう。行きつけの本

屋さんに入っているでしょうから、これは買いましょうぞ。

 今月に送られてきた「本の雑誌」には定期購読前金切れの通知がはいっていまし

た。一年分1万円とすこしのおつりがありです。途中で特別定価になっても追い金

なしというありがたさで、「本の雑誌」を入手するのに苦労されている地方居住の

人には、版元への注文がよろしいようで。