新しいものが好きで

 ここ二週間くらいで、市内に新しいお店が二つオープンです。ひとつはこれ

までの店舗が手狭になったということで、移転して大きなスペースを確保した

ファストファッション最大手のお店、もう一つは家電の大型店で、こちらはこれ

まで市内東部にありましたが、二店目を西部地区にも出したことになりです。

 こういうのができますと、開店してまもなくは周辺の道路が大混雑になるのが

困ったことです。とはいっても、この街の道路はそこそこ車線が確保されていま

すので大渋滞を引き起こすことにはならずです。(どこかの町で郊外にモールが

オープンしましたら、何キロも大渋滞となったとありますが、道路の広いこの

街ではそういうことはありません。)

 できるだけ、そういう時には、そのお店には近寄らないようにしているのです

が、家電大型店は、当方が週くらいで通っている運動施設に隣接なものですから、

本日にトレーニングにいったときは、施設の駐車場にもはみ出した車が侵入して

いたら、いやだなと思いつつむかいました。幸いに大型店の駐車場はいっぱいで

ありましたが、道路に列をなすことはなく、運動施設にはみだしてはいなかった

ようで、めでたしで、無事にトレーニングで汗を流すことができました。

 それにしてもみなさん新しいものが好きなことでありまして、混んでいると

わかっていても、行かずにはおられないのでありますね。

 当方は大きくて魅力的な本屋さんでも開店しましたら、速攻で見物にいくかと

思いますが、そのような可能性は、このあとあるとは思えませんので開店セールに

並ぶというのは夢のまた夢でありますね。

 ということで、本日もほこりをはたいてひっぱりだしてきた前田愛さんの本を

読むことにです。

 昨日は後藤明生さんについてのところを読もうなんて記したのですが、結局

読んでみたのは「墨東の隠れ家」(正確な表記は、さんずいに墨)という文章

でありました。その昔の「展望」に掲載されたもので、まだ読みやすいのでは

ないかと思ったのですが、なかなかでありまして、永井荷風はでてこない時代の

話でありました。