定期的にブックオフの巡回をしているのですが、最近はその間隔があいているよう
です。何週間かぶりで訪ねましたところ、すっかり本の置かれているところがかわっ
ていまして、とまどうことでありました。これまででありましたら、はいってすぐ左
のところに100円棚があったのですが、これは一番奥にいってました。
本のあり場所が変わると言うことは、新しいものも増えるということでありまして、
期待してながめたのですが、単行本のところでは購入するものがありませんでした。
なんとか100円の文庫本を購入です。
先日眼にしました毎日新聞読書欄の三浦雅士さんのコメントに影響されてというわ
けではないでしょうが、いずれも伝記でありました。
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あとがきを見ましたら、次のようにありました。
「1992年頃、山口昌男氏が主宰する電通総研の『企業文化研究会』に参加し、電通総
研の雑誌に、渋沢栄一の思想をサン・シモン主義との関連で分析した論考を発表した
ことにある。」
これから紆余曲折で、最初に連載した雑誌での掲載が中断して、他誌の移ったりし
たこともあって、本としてまとまるまでに18年もかかったのだそうです。
自らライフワークの一つといっていますので、これは入手できてよかったこと。
- 作者: 佐野眞一
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佐野真一さんのものを読むのはひさしぶりであります。「ちくま」に連載をもって
いたときは、毎号楽しみに読んでいました。三國連太郎のことを絶賛していたことが
記憶に残っています。その返す刀で、海老蔵がかに蔵とよばれてさんざんでした。
きなくさいタレントに戻った橋下さんが市長であったときに筆禍が問題となり、版
元が早々に白旗をあげたことから、橋下さんについて書かれた佐野さんチームの著作
は永遠に陽の目をみないのでありましょう。橋下きらい、佐野シンパの人は、佐野さ
んが書いた「あんぽん 孫正義伝」も、孫さんの出自について書いてあるが、孫さん
サイドから、問題とするような声はあがっていないと書いていました。
金時鐘さんとあわせて考えることができるのかどうかと思いながら、この「あんぽん」
を読んでみることにしょうと思いました。