かなしい現実 4

 かなしい現実ということで、町の本屋さんが閉店するという話題を記したところで
ありますが、それに引き続き全国チェーンのお店が、市内から撤退するとの報道が
ありました。
 大型店にテナントではいっていた店でありますが、大型店のキーテナントが撤退
して集客力が落ちて、それにあわせて売り上げが減少していることを理由に撤退を
決めたとのことです。この店の撤退は8月初旬とのことですが、いよいよ本の立ち見
が苦しくなることであります。このチェーン店は、玉石混淆のような書棚を作って
いまして、なんでこんな本があるのと思った反面、どうしてこれがないのと思うこ
ともあって、けっして常連とはいえないのですが、ここではポイントカードを発行
していて、これにはすこし溜まっていますので、これからの一ヶ月でこれは交換して
しまわなくてはいけません。
 そういえば、かって話題となった「ふるほん文庫やさん」が行き詰まったような
話題をネットで目にしました。このお店ができたときには、大量在庫と値付けの独特
さで目からウロコがおちるというものでした。大量の文庫本と一緒に漂流するような
ところのある方でしたが、結局のところ、どこの場所で座礁したのでありましょう。
 この40万冊に、当方の食指が伸びる本はどのくらいあるでしょうか。