まずは読んでしまおう

 本日は今年一番の気温を記録するようであります。最高気温は33.8度で、

夜になって25度くらいで推移しています。北海道でも涼しいほうの当地として

は珍しい気温でありまして、以前は冷房いらずなんて言われていたのですが、

室内で熱中症にならないためには、冷房も必要なのかと思われることです。

 そういえば、昨年に97歳と高齢の母が体調を崩したのも、今ころでありまし

た。コロナではないのですが、なかなか熱が引かずで、8月1日に入院となり、

一時期小康状態となりましたが、結局は秋に入って亡くなりました。

 冷房装置のあるところで過ごしていれば、状況は違ったのではないかと、すこ

し悔やんだりですが、この先温暖化はまだまだ進むのでありましょうか。

本当に命に関わる問題となりそうであります。

 とっくに読み終えているはずの村田喜代子さん「屋根屋」は残り少なくなって

いるのですが、まだすこしでありまして、本日はFUJI ROCKの配信が終わりました

ら、これを読んでしまうことにします。

 村田さんは1945年生まれということですから、当方よりも5学年くらい上とな

ります。作品を読みますと、えらく知的な内容でありまして、これはどのような

女性なのかと思って検索をしますと、「八幡市立花尾中学校卒業後、鉄工所に就

職」とありました。

 中学を卒業したのは1960年くらいでしょうから、その時代になりますと高校へ

と進学する人のほうが多くなったのではないかと思いますので、中学を終えて、

すぐに働いたとあるのに、ちょっと驚きです。

 中卒であることを自分のアイデンティティとして創作活動をしていたのは、西村

賢太さんでありますが、村田さんは西村さんからすれば母の世代でありまして、

このような中卒作家というのは、西村さんのロールモデルにはならないのであり

ますね。

 さて、村田喜代子さんの小説を読むことにしましょう。