花に嵐の

 昨晩からの雨に風がついて、午前には大雨に注意と警報が入るほどになりです。

本日は少しの雨でありましたら、朝からバラ見物に行く予定をしていたのですが、

この雨と風には、とてもバラ公園の見物にはならないと、予定を変更することに

なりです。

 わが家のバラもパラパラと咲いてきているのでありますが、その花に雨は禁物

であります。ちょっと前から芍薬が咲いていたのですが、こちらの花は見るも無残

なことになっていました。

 つぼみがたくさんついたバラの木に雨滴がたまって、バラの頭が落ちてしまって、

あちこちでひどいことになっています。雨がすっかりあがりましたら、雨滴をおと

して、バラの木を起こしてやらなくてはいけませんです。明日は、晴れそうでありま

すので、朝一番での仕事になりそうです。

 ということで、本日は室内で過ごすことになりですが、午前はトレーニングに

行くことにしました。本日はさらっと一時間くらい筋トレとランニングマシンで

鍛えることにです。どっと汗がでましたので、すこしは代謝があがったと思われ

ます。

 すこしは本を読まなくてはと、昨晩に話題にした由良君美さんの「風狂虎の巻」

を手にしてみることにです。由良さんの本はずっと買っていたのですが、このあ

たりは買うだけで、ほとんど読むことができていないようです。1983年刊行

ですので、もう40年もたってしまっています。

 本日はお目当ての大泉黒石についての文章を読んでみることにしたのですが、

この本には、鶴見俊輔さんが言及していた「無為の饒舌」のほかに、大泉黒石

本に寄せた文章二本が収録されていました。

 この頃に大泉黒石に言及する人などほとんどいなかったでありましょうし、

この文章に当方はまったく反応することもなしです。

 由良さんの1970年「無為の饒舌」の最後に付された注記には、次のように

ありです。

「黒石にかんしては、主著類の復刊がそろそろ始められて良い時期ではなかろう

か。現在入手出来るものは、鶴見俊輔さんの解説つきの『虚人列伝』(學藝書林

ドキュメント日本人』第九巻)に抄録されている『俺の自叙伝』ただひとつだ

けであり、参考文献としては、辻淳さんの『大泉黒石の世界』(『図書新聞』、

昭和45年1月14日号・31日号)だけである。」

 この時代とくらべると、現在のほうが大泉黒石のものを読むのは容易なようで

すが、それはネットのおかげであるようです。

俺の自叙伝

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