もうずいぶんと前から図書館から借りている「秘密の戦争」でありますが、
遅々として進まずではあるものの、すこしずつ前に進んでいます。まだまだ
先は長くて、今月末までどこまでいくことができるでしょうか。
1930年くらいのポーランド、ウクライナ、ソビエトロシアの地域の話で
ありますが、この時代はいまだポーランドとソビエトロシアが争っている時代
で、ポーランドが東部に居住するウクライナ住民を使ってソビエトロシアを
切り崩そうというのがテーマでありまして、ほんとに今につながる話ではあり
ますが、ウクライナ人は西部ではポーランド国民となり、東部ではソビエト
ウクライナとなるという時代です。
ポーランドはウクライナ人に対して、ソビエトロシアの影響を脱して国民
国家を作らないかと持ちかけて隣接しているソビエトウクライナの切り崩しを
図ることになりです。
もちろん、このポーランドの目論見はドイツとソビエトロシアにこてんぱん
にやられてしまうのですね。
それにしてもウクライナとロシアの関係は、百年以上の因縁でありまして、
我が国でもいまだに戊辰戦争の恨みを持ち続けている旧藩の末裔がいるわけ
ですから、ウクライナとロシアにあっても一筋縄ではいかないことです。
苦労しながら、「秘密の戦争」を百ページほど読み進んで、やっとこさで
この本の枠組みがあたまに入ってきたろうかと思うことで、すこし読み進める
ことができそうになっているのですが、今月中には読み終えることはできない
でしょうね。