すこしピリッとしなくては

 このところ運動とか庭仕事とか、どちらかというと身体を動かすほうは、

まずまずできているのですが、本を読んだりするというのがまるで低調で

あります。

 そのためにすこし読みやすい小説などを図書館から借りて混ぜているの

ですが、軽いもの(西村賢太さんのもの、主に他人事と思って、読み飛ば

しています。)はそこそこ読めるものの、ちょっと面倒なものは、手には

してもページが進みません。ほんとまるで頭に入らないことです。

 これはいかんことで、頭に入らなくともページをめくって、ページと

ページの間に空気をいれなくてはです。

先日に地元紙を見ていましたら、ロバート・キャンベルさんが時局に関わる

ような文章を書いていて、そこに最近目にした文章として英文のタイトルが

埋め込まれていました。その文章の著者はティモシー・スナイダーさんであ

りまして、キャンベルさんもウクライナとロシアについてとなると、この方

のものを読むのだなと思いました。(その文章のタイトルがなんであった

かは失念で、後日にまた確認をしてみます。)

 当方が図書館から借りて、もうひと月以上となるのに10ページも読み進め

ることができていないのは、ティモシー・スナイダーの「秘密の戦争」であ

りまして、この週末は西村賢太さんはちょっと棚上げして、こちらの方を

できるだけ読むことにしようと思っております。

 なんといっても、1920年代以降の東ヨーロッパの歴史に不案内であるとこ

ろにもって、ウクライナ、ロシア、ポーランドと国をまたいで民族が生活をし

ていて、単民族国家であると思いこんでいる国に暮らしていると、いくつもの

民族が一つの国家を作るというのが、そもそも理解を超えることであります。

 これは過去の話についての本でありますが、根っこのところではまるで今

の話のようにも思えることでありまして、この時代に読むことは意味あるこ

とでありますね。