先週に引き続きで、木曜の夜はジムでトレーニングとなりです。これは
新しい生活習慣になるでしょうか。終えて戻ってきてから、シャワーを浴び
たりしますと、22時をまわってしまうことです。
さてさて、本日の読書をしなくてです。足立巻一さんの「虹滅記」は残りの
ページが少なくなりましたので、ここまできましたら、先を急ぐ必要はありま
せんので、ゆっくりと楽しむことにいたしましょう。(たぶん、足立さんの
本の次は「やちまた」を手にすることになるのでしょう。舞台となるまちを
訪ねる予定もあることですから。)
そんなわけで、最近に届いた本を手にしてパラパラと中をのぞいてみること
になりです。
黒鳥社というところからでた「編集の提案」であります。
津野海太郎さんの編集論(というか編集に関しての文章)を集めたもので、
宮田文久さんという編集者が文藝春秋社を離れてフリーとなって、初めて
だした一冊です。
先日にこの本がでると聞いて、「小さなメディアの必要」から文章が取られて
いないかなと思って記したのでありますが、やはりいくつかとられていて、これ
はうれしいことです。(あのちょっと変わったサイズの晶文社からでた元版の
「小さなメディアの必要」は、津野さんファンには必携の一冊でありますよ)
この本には「子ども百科のつくりかた」という、これまた当方の好きな
文章が収録されていて、その冒頭のところを見ましたら、書き出しは次のよう
になります。
「長谷川四郎の文章を読んでいたら、そこに三年前に死んだかれの友人の幽霊
がふらりと登場した。死んでいることを忘れてしまったみたいな花田清輝の幽霊
だ。」
このくだりを目にして、当方は4月19日が長谷川四郎さんの祥月命日で、当方
は、その日を山猫忌としているのを思いだすことになりです。今月の初めには
山猫忌のことをしなくてはと思っていたのに、うかつなことでありました。