先日に編集工房ノアから「海鳴り」を送っていただいたこともあって、
ノアの本をたくさんひっぱり出してきたのはいいのですが、ちょっとのぞく
だけで、さっぱり読むところまではいきません。山田稔さん、涸沢純平さん
足立巻一さんなどですが、ちょっと片付けなくては収拾がつかなくなりそう
です。
早くに読んでしまおうと思っているのは足立巻一さんの「虹滅記」ですが、
所持している本は見つからないので、再度買い求めたものが届いていて、それ
を読み進めています。これは足立さんの祖父である漢学者の生き方に関心が
ありまして、そこのところを読んだら中島敦の「斗南先生」をのぞいてみるぞ
と思っているのですが、そのためには、足立さんの本を読んでしまわなくては
です。
「虹滅記」はやっとこさで半分くらいまできたところです。今回読んでいる
のは朝日文庫版でありますが、こちらの巻末エッセイは司馬遼太郎さんであり
まして、足立さんは自分よりも10歳年長で、自分の新聞記者時代からの付き
合いとありました。関西における足立さんの存在の大きさであります。
この先しばらくは、足立さんの本を読書ラインナップに入れておこうと思っ
ているのですが、もっと足立さんの本が入手しやすくなればいいのにと思うこ
とであります。