本日は先行予約でエントリーしていたライブの抽選結果の発表となりです。
午後から結果がでまして、めでたくチケットを確保することができました。
おかげですこし気分が上向きになることです。野暮用から戻って、足の確保など
をすることになりです。この先、これへの参戦を楽しみに日々を過ごすことに
いたしましょうぞ。
そんなすこしハイな気分で新聞夕刊を手にしていましたら、先日の読書欄の
「著者に会いたい」で小林信彦さんを相手に、苦労のインタビューをなさって
いた藤生京子さんの署名記事を二つ目にすることになりです。(たまたまなの
でしょうが、この方は朝日文化記者の軸のおひとりなのですね。)
一つは「時代の栞」という欄で、これでは前川恒雄さんの「移動図書館ひま
わり号」を話題にしています。今は、たぶん全国的に珍しくはないであろう
移動図書館ですが、1960年代後半には、先進的な取り組みであったのです
ね。前川さんの実践を記した本は、「図書館問題のバイブル」といわれて、
その昔はちくま文庫にも入っていたが、それは版を重ねることはなくなって、
それを惜しんだ夏葉社が2016年に復刊したとありました。
この時代とくらべて、今の図書館はどうなのかということも考えさせられ
ることであります。
もう一つの記事は、見出しが「津野海太郎さんの編集『再発見』」とありま
して、本文のリードは次のようになっています。
「雑誌『ワンダーランド』やブローティガンなどの翻訳小説、ノンフィクション
など、多彩なジャンルの編集を手掛けた評論家、津野海太郎さん。その編集観
が伝わる文章を集めたアンソロジー『編集の提案』が、黒鳥社からでた。」
黒鳥社というのは、大手の出版社を退社したフリーの編集者宮田文久さんが
持ち込んだ先で、この版元のディレクターは若林恵さんとのことです。この会社
のことは、知るところがないのですが、若林恵さんが参加しているということは、
それなりの規模のところなのでしょうか。
こちらの本は、Amazonでの扱いがあるようです。
当方は津野海太郎さんの本のコレクター(? 読んではいないけど、著作は
もっているという)でありまして、これも入手しようかです。
津野さんの本で好きなものというと、なんといっても比較的早くに刊行した「小さ
なメディアの必要」でありますね。