待ち時間に持参の本を

 明日はお彼岸の中日でありますが、それの前にお寺へといってお参りをする

ことにです。本日はちょっと晴れ間がでたのですが、風が冷たくて、気温よりも

寒く感じたことです。暑さ寒さも彼岸まででありますが、今年は彼岸過ぎても

寒さは残るような感じです。

 お寺参りを終えてから、スーパーによって買い物ですが、一足早くに買い物

戦線から離脱して、車のなかで持参の文庫本を読むことになりです。この週末に

は読んでしまおうと思っていたトロワイヤの「仮面の商人」であります。

 なかなか作品世界に入っていくことができずで、40頁くらいまでは苦戦で

ありましたが、それをすぎるとまずまず順調に読むことができました。

この本のことは、先日に図書館から借りた「絶版文庫万華鏡」で知ることになり、

確保したのでした。

 この本を紹介したときには、次のように記しておりました。

「『絶版文庫万華鏡』を読んで一冊くらい買いましょうと思ったのですが、そ

う思ったのは、近藤さんが次のように書いているからです。2014年に小学

館文庫ででたものとか。

『これほど面白い小説はそうそうないにもかかわらず、早くも絶版とは残念で

ならない。安く買えるうちにぜひ古書ででも購入されることをお勧めしたい

一冊である。』

 作品が面白く、小笠原豊樹さんの翻訳がいいと絶賛でありまして、書影を

みましたら、装丁は平野甲賀さん、これは買わなくては。」

 ということで、小学館文庫版で「仮面の商人」を読んで、その巻末におかれ

た小笠原さんのエッセイを楽しむことになりです。このエッセイの一本は、

岩田宏さんの「渡り歩き」に収録されているのだそうでそうですが、まったく

わかっておりませんでした。

 そういえば、小笠原さんが訳したトロワイヤ作品は、草思社からでたものを

安価で買っておりまして、これにも手が伸びそうであります。