そういえば、先日に大きな書店を訪ねた時に、野呂邦暢さんの小説集成とあわせて
文庫本なども購入しました。以前にも記したことがありますが、当方の住む町では
岩波文庫と岩波新書の新刊が入手できない状況が続いています。そんなわけで、岩波
のこうしたシリーズを書店で入手するためには、出かけなくてはいけません。
今回はあれこれとほしいものがあったのですが、岩波の文庫と新書からそれぞれ
一冊購入です。
- 作者: J.L.ボルヘス,鼓直
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/02/17
- メディア: 文庫
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でていたことがあります。当方のボルヘス体験は篠田一士さんが翻訳した「不死の人」
が最初でした。ほとんどちんぷんかんぷんであるのですが、そのうちもうすこしわかる
ようになるのではないかという希望をもっておりまして、文庫にはいったのを機会に
購入しました。
アホウドリを追った日本人――一攫千金の夢と南洋進出 (岩波新書)
- 作者: 平岡昭利
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/03/21
- メディア: 新書
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迷ったのですが、そのときに買うことができずに書棚に戻したら、それっきりで縁の
ないことでありました。ほんと遅ればせで購入ですが、最近はあちこちで海洋進出に
伴う国家間のトラブルがありまして、この本をてにしてみますと、日本近代における
南洋進出に際しても同様のことが起こっていることがわかります。
それにしても小笠原諸島のアホウドリを絶滅にまで追い込む企業家たちの欲の深さで
あります。こちらの新書は、いまだ三分の一ほどしか読んでいないのですが、日本が
明治期に鳥類の輸出大国であったとは知りませんでした。
あと一冊の文庫本は、当方の町でも買うことができるものであったのかもしれません
が、その時の勢いで一緒に購入しました。
- 作者: 佐藤正午,東根ユミ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/05/09
- メディア: 文庫
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とかエッセイをもっぱら楽しんでいます。小説家には申し訳ないことですが、当方の
場合は小林信彦さんとか池澤夏樹さんも小説を読むことはすくなく、エッセイは楽しん
で読んでおりまして、ほんと変態読者であることです。