神社からお寺へ

 本日は御札を納めに神社へといくことになりです。今年は正月飾りはないので、

御守りと昨年の破魔矢などをもっていくことになりました。さて、今年も同様に

受けましょうと思ってみましたら、自動車交通安全の御守りが切れとなっていま

した。これは珍しい、このようなことは初めてで、今年はいつもより交通安全

御守りが多く求められたのでしょうか。

 当方の菩提寺は、神社のすぐ近くにありまして、続いてここへ立ち寄ってお参り

することにです。

 なかなか心がけがよろしいことで、自分へのご褒美に、これまた近くにある行き

つけの本屋によって文庫を買うこととしました。

 新刊であったのは、次のものです。

 気になる作家 村田さんの文庫本が見つかりましたら、とりあえず買っておこ

うと思っています。先日も買ったのですが、そのうち読みます。

 もう一冊は、ちょっと前にでた文庫本です。

 昨年くらいから「波」で連載されている北村薫さんの連載小説「本の小説」を

楽しんで読んでいます。これまで北村さんの小説を読んだことがないのですから、

へえー、このようなことを書く人であったのかと興味がわきました。

 そう思っていたら、昨年の新刊に「中野のお父さんの快刀乱麻」というのがで

ていて、これを手にしましたら「中野のお父さん」というのはシリーズ化されて

いることがわかりました。

 すでに文庫にもなっているとのことで、本日に文庫棚をみましたら、めでたく

昨年に文庫となった「中野のお父さんは謎を解くか」が見つかりました。これは

ありがたいと買わせていただきました。(ちなみにこれはシリーズ二作目で、

一冊目は単に「中野のお父さん」というタイトルだそうです。好評なのですね。)

 本のカバーには、「中野のお父さん」は、主人公の編集者の父親で、高校教師

にして「本の名探偵」で、東京都中野に住んでいるように書いてありました。

それで中野のお父さんなのですね。

 こちらの小説は、いま新潮「波」で連載の「本の小説」と地続きのような趣で

ありまして、元高校教師である北村さんが「本の探偵」を勤めて、「中野のお父

さん」よりももうちょっとやっかいな問題に取り組んでいるようです。

 本日に「中野のお父さんは謎を解くか」に収録されているいくつかを読んだの

でありますが、読みやすくて楽しく、右から左に忘れてしまいそうですが、いく

つかの小ネタも仕入れることができそうで、良くできています。

 本日に読んでいて長野県中野市という地名が登場し、この地名にまったくなじ

みがなく、これはてっきり平成の合併で新しくできた市なのだろうと思ったら、

まったくそのようなことはなく、当方が知らないだけでありました。

これは、「中野のお父さん」にあわせて引き合いにだされただけなのかもしれま

せんが、おかげでこの町出身の有名人として中山晋平がいるということもわかり

ました。