郵便たくさん届く

 土曜日の配達がなくなったからではないのでしょうが、本日はいつもより

も郵便物が多くありです。日本郵便にもそれなりの事情があるのでしょうが、

土曜の配達廃止は、けっこう郵便利用者には残念なことであります。

先日も、そうだ郵便で送らなくてはと思ったのですが、土曜にかかるので、

それではと速達にするにしました。受け取る人は首を長くして待っていて、

それを考えると週末に届きか、週明けに届くかというのは大きな違いであ

ります。

 たぶん、なにも郵便を使わなくてもいいのにということになりそうなこ

とで、明治以来の郵便事業の大きな岐路でありますね。

 それはともかく、これまでであれば土曜に配達されたかもしれないもの

が、あわせて月曜日に配達で、なかには新潮社「波」、朝日新聞出版「一冊

の本」などが含まれていました。

 楽しみに開いたのは、新潮の「波」でありまして、まずは「編集後記」を

流して、次は北村薫さんのものを見て、今回二回目であります「春画の穴」を

見ることになりです。

 「編集後記」は川本三郎さんの「追想記」から話題をとっていて、「真昼の

決闘」につながっていきます。川本さんの「追想記」は、奥様が亡くなられる

話でありまして、これはちょっと読むのが厳しいかもです。

 先日に、当方の友人が妻を見送ったと連絡をくれましたが、以前に体調が

よろしくないとは聞いておりましたが、まさか亡くなるとはです。親しい友人

であっても、その奥様のお見舞いにはなかなか行けないことです。

 北村薫さんの「本の小説」では、「大辻司郎」の名前に反応です。北村さん

も書いています。

「当時は、民報でもNHKでも、戦前から戦後すぐの録音を流してくれる番組が

ありました。印象に残った一人が、漫談の大辻司郎です。 

高齢の方は、ああその名なら聞いたことがある。

 と、いうかも知れません。しかし、おそらくそれは子供の大辻伺郎の方だと

思います。」

 北村さんが高齢の方と書いていますので、これは北村さんよりも年長になる

人でありますよね。80歳くらいがそうなのかな。

当方も大辻司郎さんという方は名前だけ知っていて、その息子も同じ名前で

芸人をしていたとは知っていましたが、名前の漢字がちょっと違うのは知り

ませんでした。

 初代の大辻司郎さんが飛行機事故で(もく星号墜落)亡くなったことは、

その後の話題で聞いておりました。当方が一歳になるかならないかの話であ

りますから、知っているわけはなしです。

 たぶん、息子の伺郎がでてきたときに知ることになったのでしょう。

それにしても、息子のほうは不幸な亡くなり方をしたとあるのですが、これ

がまるで記憶からとんでいます。たぶん、当時相当に話題になったはずで

ありますが。

 そんなことをあれこれと思う「波」でありました。