ウトウトしながら待つ

 本日は午前中に来客があるということで、待っておりましたが、その時に

借りている中公新書を手にしておりました。お昼の時をつげるサイレンの音が

聞こえても客人は到着せずで、あらまどうしたことか。(どうやら、道を違え

てしまって、大きく時間をロスしてしたったようで、何時間か遅れて無事に

到着でした。)

 待っている時間に新書のページを稼ぎそうでありますが、すぐにうとうとと

してしまって、なかなか前に進まずでした。図書館から借りて、後ろのほうに

置かれた章から読んでいる「東京復興ならず」でありますが、東京の現状に

対して大きく疑問を呈しています。

 日本国はなりふりかまわずで東京への一極集中を加速させて効率的で競争力

の高い国つくりをしようとしていますが、それって見直さなくてもいいのかね

という話です。 

 首都が苦戦をしているということは、地方の小都市の場合においてはさらなり

でありまして、その昔は国内大手資本が助けの手を差し伸べてくれると思いまし

たが、いまではそうした国内大手資本は、すっかり力をなくしてしまって、この

国には白馬の騎士は存在しないということがはっきりとしてきました。

たまに白馬の騎士が現れたととびついてみたら、とんでもない食わせ者であった

りして、まったく救いのないことです。

 東京がだめになったほうが、地方は良くなるということにはならないのかな。