本日の書店で

 本日の出先で、友人から文春新書を見せられることになりです。先日に

ネット通販大手に注文したので、届いたら見せるわと言われていたのですが、

それから数日で到着とのことです。当方の前で開封してくれ、先に見てもいい

よとのことでありました。

最後の人声天語 (文春新書)

最後の人声天語 (文春新書)

 

  ありがたくなかをのぞかせてもらうことになりです。ほとんど本屋の店頭で

立ち見をする気分であります。当方はこれが掲載されていた雑誌をまったく見て

おりませんので、ほぼすべての文章が初めてみるものでした。

 なかで目についたのは、大相撲に関するところでありまして、本場所ごとに何

度か足を運んでいるのですから、そこそこの頻度ででてきます。

ちょうど、ここで話題となっているのは、当方がほとんど初めてといいくらいの

ひいき力士がデビューして、その活躍を応援していた時期に重なることでありま

して、たいへん面白く読むことができました。

 やはり、これは購入しなくてはいけないなと、当方の住む町でいまだチェック

していない本屋に立ち寄ってみることにしました。

 けっこうな期待をこめて新書がならんでいる棚の前にたったのですが、これが

どこをみても坪内さんの新刊は見当たらずであります。本当に文春新書で目指す

ものを見出すのは難度が高いことです。

 せっかくふだんあまり来ることのない書店に立ち寄ったのですから、何か買い

ましょうと思って、レジに持参したのは、次のものとなります。

  タイトルはそのものずばりで「戦後民主主義」であります。著者の山本昭宏

さんは、1984年生まれとのことですから、ちょうど当方の子ども世代となりま

す。

 「戦後民主主義」といえば、その担い手である当方の親の世代は、大日本帝

国の臣民から敗戦後には大きく路線を変えて、市民として民主的な社会を作ろ

うとするわけですが、当方などは封建的な身分社会などをほとんど意識するこ

となく、どちらかというとリベラルを追い風に成長しましたですね。

 当方の子ども世代が、どのように当方の生きた時代を総括してくれるのか、

こういうのは楽しみなことでありますが、はてさてどのようなことが書かれて

いるのでしょう。