昨晩から雨となり

 朝起きたら雨が続いておりました。朝のうちに散歩にでかけましょうと

思っておりましたが、このお天気では無理をしないであります。

ということで、自宅にいることになったのですが、本来であれば雨読という

ことで、昨日からの引き続きで「コード・ガールズ」かプルーストをばりばりと

読んでいるはずであるのに、そうは問屋がであります。

 なんとなくTV(というか録画した番組)を見ておりましたら、午前も終わり

に近くなりました。そのころには、休み期間のために確保してあった安価パソ

コンが届けられて、午後からはそれの調子を見ることになりました。あれこれ

と手を入れることになるので、これはすこし時間がかかります。

 そういえば、今朝の朝日読書欄には、小沢信男さんの「暗き世に爆ぜ」が紹介

されていました。書評のところではなくて、記者さんによる新刊紹介という趣き

でありますが、これがとてもよろしでありまして、この記者さんは小沢さんの

ファンであったのだなとわかることです。

 小沢さんの遺著となったこの本は、一気に読めてしまうようなものですが、

そんなもったいないことはできないと、ちびちびと読んでいます。何年たって

も読み終わっていないかもしれないのですが、それでもいいのさ。

 これを読んだ家族から、これを見たら小沢さんの俳句をみてみたくなるねと

いわれたのですが、「私の東京全集」に収録のほかは、簡単には見られないの

が残念なりです。

 そんなことを思いながら、ぱらぱらと「賛々語々」の収録分を見ていたら、

あらまこんなところに誤字があったと発見したりです。みすず表紙裏の時にも

そうであったのかなと思いながら、あえて確認もしないことに。

 本日は、当方が所蔵する小沢信男さんの俳句色紙を見せびらかすことに。

これは「中野書店 古本倶楽部」のカタログに掲載されて、売れ残っていた

二枚のうちの一枚です。結局、中野書店が苦しくなって、大幅ディスカウント

をした時に購入しました。もう一枚は、小沢さんの一番有名な句で「梅雨の

路地」ですが、こちらも同じ時に確保です。(この色紙は、小沢さんも未知の

方からねだられて揮毫したものなのだそうですが、その方は転売目的であった

ようで、その経緯を伝える小沢さんの手紙も色紙のおまけとなったおりまし

た。こういう背景を知ったからには、当方が確保せずにどうすると思ったの

ですが、ずいぶんと前のことです。)

 当方の家族も本はあまり欲しいといわないのですが、この色紙はもらっても

いいかなということになっています。いまだちゃんと額にも入れてなくて、

扱いがよろしくないことです。

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