流通の不思議

 ここ何年か継続して購入していたNZ産のバター(1ポンド包装)が、それを

置いていた店から姿を消しました。もともとは輸入食料品を扱う店に入ってい

たのですが、それよりも大手スーパーのほうが値段が安くて、いつでも在庫

(輸入食料品店のほうは、ちょくちょく在庫切れとなっていた)しているので、

購入先を変更したものです。

 それから数年となって、この大手スーパーの店舗が当方の住まいから車で

10分内のところにできて、これで入手に苦労することはないわいと思った

ことです。

 そのうち、行きつけの市民生協店舗でも扱いが始まって、ここで購入できる

のなら、それが一番かと思っているうちに、短期間で扱いは終了して、これは

ぬか喜びに。そのあと突如、共同仕入れ系に属している地元スーパー店に形を

換えて(こちらは半ボンド)並ぶことになり。

 まあまあ購入の選択肢が増えたというのは良いことかと思っていたら、これ

まで購入していた大手スーパーが取り扱いをやめたようで、店先から商品が姿を

消しました。そこそこ売れていたように思えるのに、どうして取り扱いをやめた

ものか、これはなにかあったのだろうかと思うことです。

 まあ大した話ではないのですが、商品流通をめぐっては当方にはうかがい知る

ことができない事情があるのでありましょう。

 このNZ産のバターは、これからも近所の店舗で購入することはできるのか、

それとも通販に頼るしかないのか、個人的には今後の展開が気になることです。

 本日の買い物で一番驚いてうれしかったのは、たまたま立ち寄った独立系の

食料品店の店先にあったいちじくであります。いちじくは日持ちがしないことも

ありまして、なかなか北海道には出回ることがなく、農園からの直販でも、北海

道となると、あまり良い顔をされません。

 そんなわけで、いちじくは関西に遊びに行った時にスーパーで買って、宿舎の

台所を借りてジャム(またはコンポート)を作って、持ち帰るというくらいしか

口にはいる機会はありませんでした。

 この独立系の食料品店は、大手のスーパーなどを向こうに回し、骨っぽい商売

をしているのですが、よくぞこのような扱いの難しい果物を販売してくれたもの

です。とんでもなく安価で販売されていたこともありまして、どっとパックで買わ

せていただきました。ありがたいことで、これはしばらく楽しむことができそう

です。

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 いちじくといえば、数日前は輸入食料品店へトルコ産のドライいちじくを買い

に行きましたら、これが店頭にならんでなしです。ここのところレーズン、くるみ

いちじく入りのすこしぜいたくなパンを作っているのですが、何度かこのお店では

買うことができていたのに、あらまどうしたことか。この店にドライいちじくの

大袋はまた並ぶことはあるのだろうか。