先日に新聞広告をみましたら、雑誌の小特集に「平野甲賀」とありました。
これは立ち見をしなくてはであります。内容とページ数によっては購入も考えるの
ですが、「藝術新潮」でありますので、値段そこそこで、置き場所にも困りますの
で、まずはのぞいてみてからです。
この小特集に寄稿しているのは津野海太郎さん、黒川創さんともう一方、平野
さんの最近の仕事ぶりについての写真などがありました。そういえば、平野さん
が亡くなって、追悼特集のようなものを見たのは、これが初めてかと思ったので
すが、この雑誌を買うことは断念です。
次に図書館へといったときも、ゆっくりと眺めてみることでがまんです。
立ち見だけで終わらせるのは申し訳ないからといって購入したのは、次のもの
でありました。
新書は売れないといわれているのですが、新書を出す出版社は増えている
ようです。いつからか河出も新書を出し始めました。当方がこの河出新書を購入
したのは初めてであるようです。そういえば、ずいぶんと昔の河出書房からも
河出新書がでていたのですが、それとは別のシリーズと考えたほうがいいので
しょう。古い河出新書は何冊持っていたろうか。
原武史さんが「毎日ひとつ366人の言葉からこの国を考える」とありまし
て、どのような人の言葉をひいて、どのようなコメントをつけているかが見も
のであります。
ちなみに本日7月30日にひかれているのは、石橋湛山の言葉でありました。
この言葉は、1921年7月30日付の「東洋経済新報」社説の一節だそうです。
その日付に発せられた言葉を、今の日本によみがえさせるという試みになりま
すが、石橋さんのはちょうど100年前のものでありますか。