新潮「波」7月号から 2

 昨日に引き続き「波」7月号を手にしています。
 このなかに「北方謙三が訊く!」 というページがあります。
今月のは、「本当にに『見たい』映画をみつける5つの方法」というのを「原武史
さんに訊くのでそうです。
 原武史さんは鉄道だけではなく、映画にも造詣が深いのかと思って、北方さんと
一緒にうつっている男性の写真を見ることになり。鉄学者 原武史さんより若くて
しかもすこしだけいい男そうな人であります。これって原武史さんかなと不審に思っ
て、良くみましたら、この原武史さんはTSUTAYA映像ユニットレンタルチームに所属
する方とのことです。
 こちらの原武史さんは、TSUTAYAレンタル部門で、「どの映画を仕入れるか、売り
場をどう展開するか蹴っているする部署で働いて」いるのだそうです。もちろん、
仕事がら映画は沢山見ていて、くわしい方のようです。それにしても、このTSUTAYA
原さんが、文筆家としてデビューしたりすると、そうとうにまぎらわしいことになり
そうであります。
 同姓同名で同時期に著作を発表していた方として有名なのは、大島清さんでありま
して、同年のお生まれでともにマルクス経済学者でありましたので、部外者にはどち
らがどちらか分からないのであります。片方の大島清さんは奥様が小説家の芝木好子
さんでありましたので、それで区別をする人もあったでしょう。
 ちょっと年齢的には違うのですが、ほぼ同時期に本を発表していた川村二郎さんと
いうのもわかりにくい時がありました。独文学者で批評家の川村二郎さんは、やたら
難しい本を書く人で、もう一人の川村二郎さんは朝日新聞記者でどちらかというと
もうちょっと軟らかいものが中心ですが、白洲正子さんについての本など、もう一方
の川村さんも書きそうなタイトルであることです。
 TSUTAYA 原武史さんが文筆家としてデビューして、映像のなかの鉄道なんて本を書
きましたら、いよいよまぎらわしくて楽しいことになるのですが、そんな日はくるか。