小雨ならやらねば

 本日も朝から小雨でありましたが、先送りしていたバラの剪定と花がらつみ

を行うことにしました。雨合羽を着用し、ゴム手袋と厚手の革手袋を使いわけ

て、好き放題に伸びていたバラを刈り込むことにです。本日はノイバラとシュラブ

系のバラの剪定です。本日の午後からゴミ収集でありますので、それに間に合う

ように指定の袋に押し込むことになりです。20リットルの袋に三つほど枝を

落としたのですが、すこしはすっきりとしたでしょうか。

 この長雨のせいで、せっかくのバラの花は、黒ずんでしまい、今年は花が良く

咲いてくれていただけに残念なことです。

 午後からの買い物に合わせて、行きつけの本屋を訪れることになりです。この

店の新刊がならんでいるところをチェックしてから、文庫新刊もみることになり

です。今月は、何冊か楽しみな新刊があるのですが、本日はそのなかなかちくま

文庫の、次のものを買いましたです。 

  ほとんど知っている人もいないであろう茅辺かのうさん、初めての文庫本で

あります。生前には著作が二冊で、どちらかというと「階級をえらびなおす」の

ほうが主著であるように思いますが、そちらではなく「アイヌの世界に生きる」

のほうが復活しました。こちらは元版も筑摩書房でありましたし、アイヌの世界

をテーマにした本のほうが時代にあっているかもしれません。

 この文庫本の解説は本田優子さんですから、アイヌとその文化についての理解

を深めてもらおうという本になっています。

とはいっても、茅辺かのうというほとんど知られていない女性について、ひとこ

と説明を加えなくては、どうして、このような本ができたかということがわから

ないことになります。

 ということで、本田さんは、その解説で「まずは著者の茅辺かのうについて

書かなければならない」と記して、その人となりについて書いてくれています。

茅辺かのうさんは1924年生まれでありますが、実にラジカルな生き方をした

女性でありまして、時代を先駆けしすぎていたことであります。